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録音してみるためのおすすめ機材

  • 執筆者の写真: HAL
    HAL
  • 2020年4月24日
  • 読了時間: 8分

お疲れ様です、映像班のHALです。 コロナショックで世間は大変ですが、こんな時だからこそ家での時間を有効に過ごしたいですよね。 今年のゴールデンウィークは外出予定もなく自宅で過ごされる方も多いかと思います。 何をして過ごそうか決まってない方はHALの前回の記事を参考に『歌ってみた / 弾いてみた』に挑戦してみてもいいんじゃないでしょうか? …と、いう事で、今回は前回のドラム録音のお話に続いて、その他の楽器やボーカルさんに向けた、『宅録を始めるためのおすすめ機材』を紹介したいと思います。今回は前回のお話よりもさらに『録音』の部分に絞っていきたいと思います。 と言っても、『今持っている機材の中から利用できるものがある』のは人それぞれでしょうから、そういったものがあるかないかで2パターンに分けて説明します。 ちなみにおすすめする機材は ・価格が手ごろであること(性能よりも安価であることを優先しています) ・導入が容易であること の2点に重点を置き選出しています(価格に関しては記事作成のR2.4月時点のサウンドハウスのものを参考としています。また、R2.4時点で即納出来ない商品に関しては選出しないようにしました。) ※お詳しい方からの異議はもちろん大歓迎ですので、コメントなどで教えてください。 パターン①【今現在録音に関するものは何も持っていないがパソコン、またはiPad / iPhone or Androidがある】 録音の場合、意外とパソコンのスペックはそこまで求められません。多少世代が前でもそこまで問題ありません。 このパターンではオーディオインターフェースを導入し、さらにパソコンにDAWソフトをインストール(またはiPadやスマートフォンにGarageBandなどのアプリをインストール)することで録音が可能になります。 ※最近のオーディオインターフェースではパソコンのみでなくiOSやAndroid対応の物も増えてきているので、必ずしもパソコンでなくても大丈夫そうです(とは言えスマートフォンの場合、対応可能な商品市場のシェアは iOS > Android なので、可能であればパソコンかiPadなどがあるとモアベターです) おそらく、この記事を書いている2020年現在時点で『歌ってみた』とか『演奏してみた』など大多数の宅録はこのパターンで行われていると思います。 さて、ではオーディオインターフェースについて。前回でも使うものとしては挙げていましたが、そもそもどういう機材なのか?についてもう少しだけ掘り下げておきます。 ※ネット上で調べれば詳しく説明されているサイトは沢山ありますので、「知ってるよ!」という方は読み飛ばしていただいて結構です。 そもそもスタジオで使うタイプのマイクや、ギターやベース、キーボードといった機材は直接パソコンやスマートフォンに接続は出来ません。これは物理的にジャックがないというのももちろんそうですが、歌やギターなどの音(アナログ信号)をパソコンやスマートフォンで扱うことの出来る音(デジタル信号)に変換して取り込み、逆に再生させる時にはデジタル→アナログ信号に変換する機能がパソコンやスマートフォン単体に無いためです。 そこで物理的にマイクで使われるXLRケーブルやギター等に使われるフォンケーブル(一般的にシールドって呼ばれてるやつです)を挿すことが出来、上記のアナログ⇔デジタル信号の変換機能を持たせたオーディオインターフェースと呼ばれる機器が必要になるのです。

機種によってはパソコンだけでなくスマートフォンなどでも接続出来るものがありますので、そこら辺も踏まえた上で、このパターンにおけるオーディオインターフェースのおすすめ機種を7点ほどピックアップしてみました。 ◆STEINBERG / UR12

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/200026/ 【おすすめパート:全パート】 【接続可能OS:Mac / Win / iOS】 ※ iPadとの接続には、「Apple iPad Camera Connection Kit」または「Lightning - USBカメラアダプタ」が必要 【付属DAW:Cubase AI】 【参考価格:9,482円(税込)】 DAWソフトとしてはNo1のシェア、不動の人気を誇るCubaseを手掛けるソフトとハードの製作メーカーさんです。STEINBERG製のオーディオインターフェースはどれも評価が高いので、どの機種を選んでも満足度は高いと思います。 ◆Line 6 / POD STUDIO GX

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/133221/ 【おすすめパート:ギター】 【接続可能OS:Mac / Win】 【付属DAW:Reason Limited】 【参考価格:9,548円(税込)】 Line 6はアメリカの音響機器・楽器製造メーカーです。 ※余談ですが、サークル内ではちひろ君がLine 6のアンプを使ってます。 ◆TASCAM / US-1X2-CU

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/248738/ 【おすすめパート:全パート】 【接続可能OS:Mac / Win / iOS】 【付属DAW:Cubase LE】 【参考価格:9,702円(税込)】 元々はTEACという音響機器メーカーで、この技術を元にMTRなんかの音楽録音製品のブランドをTASCAMとして売り出していましたが、2013年にGibson傘下の子会社となっています。他にもリニアPCMレコーダーなどでもベストセラー商品を生み出しています。 スタジオ録音用にレコーダーを検討されている方はチェックしてみて下さい。 ◆RODE / AI1

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/246256/ 【おすすめパート:全パート】 【接続可能OS:Mac / Win】 【付属DAW:無】 【参考価格:12,980円(税込)】 あまり聞き慣れないかもしれませんが、高品質なコンデンサーマイクを手掛けるオーストラリアのメーカーさんです。同社の「NT1-A」というマイクは世界的に大ヒットしており、他にも様々なボーカル用マイクがありますので、ボーカルさんは是非チェックしてみて下さい。HAL的にはビデオカメラ用のマイクが気になっています。 ◆ROLAND / GO:MIXER

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/234526/ 【おすすめパート:全パート】 【接続可能OS:iOS/ Android】 【付属DAW:無】 【参考価格:11,000円(税込)】 もしかしたらAndroid端末は公式的にはこれ一択となってしまうかも。スマートフォン1台で録音と撮影をこなしてそのままSNSへ「歌ってみた / 演奏してみた」がアップ出来てしまう、画期的な機種です。 ◆PRESONUS / AudioBox iTwo

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/198319/ 【おすすめパート:全パート】 【接続可能OS:Mac / Win / iOS】 【付属DAW:Studio One Artist / Capture Duo】 【参考価格:13,700円(税込)】 PRESONUSはアメリカのオーディオ関連製品を開発するメーカーさんです。 他の機器とは違い「Lightning - USBカメラアダプタ」がなくても普通のLighteningケーブルで接続できる仕様になっています。 ◆YAMAHA / AG03

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/202927/ 【おすすめパート:全パート】 【接続可能OS:Mac / Win / iOS】 ※ iPadとの接続には、「Apple iPad Camera Connection Kit」または「Lightning - USBカメラアダプタ」が必要 【付属DAW:Cubase AI】 【参考価格:16,780円(税込)】 初音ミクモデルが一時期歌い手さん達に爆発的に売れたド定番モデルです。ミキサータイプなので視認性も高く使いやすいと好評です。 また、パソコンの場合のDAWソフトですが、これは上記のオーディオインターフェースを購入すると大抵バンドル版が付いてくるでしょうから、それでもいいですし、無料のDAWソフトをインターネットで探してインストールするのもいいでしょう。 正直、どうしてもこのソフトじゃないとダメだ!というほどの差は録音するだけならないんじゃないかなとHAL個人的には思います。 まあ、それでも敢えておすすめを挙げておくなら、前回と同じになりますが、Cakewalk by BandLabになるでしょう。 前身のSONAR Plutinumと同様の内容で完全無料という大判振る舞いっぷりは他の追随を許さないものがあると思います。 シェアでこそCubase等には及ばないですが、ネット上で解説サイトや動画も豊富で少し調べれば大抵のことは解決できるのも魅力です。

iPad / iPhoneの場合はDAWアプリはGarageBand一択でしょう。他にも(CubaseのiOS版など)色々有りますが、Appleが推奨しているだけあって、手軽に始めるうえで『無料』という絶対的なアドバンテージがあります。触っていく中で、興味が出てきたら次のステップとして他のアプリに手を出していけばよろしいかと思います。 また、Androidの場合はWalk BandかMusic Studio Liteあたりがよろしいかと思います。 …が、やはりAndroidは、レイテンシーの点でiOSより難しい状況にあるようです。 パターン②【今現在録音に関するものは何も持っていない、パソコンもない、ガラケーだしiPadもない】 もしくは持ってはいるものの、それらを何故だか使いたくないケースでしょうか。こちらのパターンでは利用できるものが無いため①と比べると割高になってしまうかも知れませんが、選択肢としては少ないながらも単独で録音機能を備えた機材がありますので、それらを導入し録音します。ここでは2点ほどピックアップしてみました。 ◆zoom / Q8

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/201523/ 【参考価格:34,496円(税込)】 こちらは分別すると「ビデオカメラ」になります。 ただ、一般的な家庭用のビデオカメラとは違い、コンボジャックを搭載しており、XLRケーブルやフォンケーブルを挿してライン録音することが可能です。 ※ちなみにサークル内ではがんちゃんが実際に所有しており、ライブハウスのイベントの際に使わせていただいてます。 ◆zoom / R8

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/164605/ 【付属DAW:Cubase LE】 【参考価格:18,480円(税込)】 こちらは分別すると「MTR」になります。 ちなみにこのR8はUSB接続でパソコンに繋いでオーディオインターフェースとしても使用出来ます。また、商品レビューには「Apple iPad Camera Connection Kit」経由でiPhoneにも接続でき、GarageBandも使用できたとありました。 いかがでしょうか、大きく2つのパターン分けてみましたが、「自分当てはまらないッス」って方はいらっしゃいますか?


こうしてみるとノートパソコンとかiPadとかあるパターンがベストですかね。持ち運び出来るので、一人暮らしで隣の住民が気になる、とかでもパソコンとオーディオインターフェース持ってスタジオに個人練習しに行けばギターでも歌でも録音出来ますしね。 そうそう、前回HALの叩いてみた動画を載せましたが、それもバンド版になりました。 他のバンドメンバーさん達も上記のどちらかの方法で録音され、HALがミックスしました。 (ミックスと言っても、最近の機器ではかなり綺麗に録音できますので、そこまであまり弄ってはないですが) こちらは近日中に公開できると思います。 導入してしまえば、録音って割と簡単に出来てしまいます。 今はmagariさんのスレッドにもある様に「うちで踊ろう」などの企画なんかもありますしね。 もっと宅録がサークル内で浸透していくのも面白いかなーなんて思います。 今こそ、宅録を始めましょう。

4 Comments


HAL
HAL
Apr 25, 2020

いえいえ、そうゆうやり方もあるかも、って役員グループに共有しておきます。


画面シェアに関しては例えばDAWのミックスとか、それこそライブ動画のマルチカメラ編集をこんな感じだよーって複数人にリアルタイムに見せられる(興味ある人がいれば)、っていう新しい可能性が秘めてるかなと個人的には思っています。

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HAL
HAL
Apr 25, 2020

ありがとうございますー。 配信形式ですか!なるほど…面白いかも知れないですね。

ちょっと詳しくはないのですが、HAKUNA LIVEというライブ配信アプリのようなイメージですよね…?(ホント詳しくないのでふわっふわですが)


ちょっと実現可能か分かりませんが、例えばLINEのグループ機能で

・出演者+見学希望者のグループを作成

・司会者役を一人立てる

・司会者役の方にそれぞれのライブ動画を集めておく

・司会者役の人がその動画をPC画面上などで配信

 LINEで先月ドロップされた画面シェア機能でMAX200人まで画面をシェアできます

 参考:https://appllio.com/line-screen-share-group-video-call


つまり、司会者役に立てた人のパソコンでライブ動画を再生してみんなで見る、みたいなイメージですかね。

でもこれだと投げ銭出来ないんですよねー。

逆に投げ銭可能なサービスで画面シェア出来るのがあるか、ちょっと探してみます。。。

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Unknown member
Jan 01, 1970

なるほど、ありがとう!興味深し!!私もふわふわ&ふわふわです、分からないままの質問でごめんー。でも、そういうのが必要なご時世かもなー、と切実に思っています。

投げ銭は最悪切り離した方が良いのかもしれんねー。

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Unknown member
Jan 01, 1970

別件でGO:MIXERを注文しているだけに、タイムリーな話題!!宅録や配信がどんどん便利になるねー。


そして、さすがの知識力!ありがとうー。


例えば、極力接触を減らしたライブを作るとして、それぞれのバンドがライブ動画を作って、ある特定タイミングで、順番に配信しながら生配信で司会的なことをする、ついでに投げ銭も募る、みたいなことをするには何が必要で最適?


またアイデアあれば教えて下さいー

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