ボーカルさん向け、コンデンサーマイク3選
- HAL
- 2020年9月6日
- 読了時間: 3分
更新日:2021年2月4日
お疲れ様です、映像班のHALです。
撮影機材のいろいろシリーズが実はまだ完結していないのですが、
ちょっと先にボーカルさん向けの録音環境について書いてみようかなと思います。
取材協力は、さかきさん、ののさん、ひーたんさんです。
今ですね、SBC AICHI内でもオンラインセッション企画で宅録に参加している方もいらっしゃいますが、その中でも今回は【それなりの音質で歌(=アコースティックな楽器)を録音する】ってテーマで行きたいと思います。
【歌を録音する】という事に関して、やったことがある方は大体イメージが湧いているかと思いますが、スマートフォンのボイスレコーダー機能を使って録音するのと、ボーカル用マイク(ダイナミックマイク、コンデンサーマイクいずれにせよ)からオーディオインターフェースやミキサー等を通してDAW上で録音するのとでは、音質が根本的に違います。
そもそもスマホに内蔵されているマイクは元々歌や楽器に向いた構造をしていないため、音質や音圧が一定にならなかったり、ピークを超えて音が割れたりノイズの発生原因になったりしてしまいます。
やはりせっかく形に残るものを自分だけでなく周りの仲間たちと一緒に作り上げるのですから、しっかりと歌声が届けられる専用のマイクを使用することがHAL的にはおすすめです。
さて、では一言にマイクと言っても色々種類があります。
先日mix担当のmagariさんが発言していたように「自宅環境ならダイナミックマイクを選択するのもアリかも…」という意見も(もちろんネットなどでも)散見されますが、あくまでHAL個人的には「生活環境音などを減らす工夫」を心掛ける事を前提にコンデンサーマイクの方が音質の向上が見込まれるかなぁ、と思います。
※とは言え、例えば「せっかく購入するなら、宅録だけではなく、スタジオ練習やライブでも使えるものを買いたい」とか、「今現在ライブ等で使用しているダイナミックマイクがあるからそれを利用したい」など、当人の求めるニーズは人それぞれでしょうから、その辺りも含めて周りに相談するのも良いかと思います。
まあ、その辺りを色々踏まえたうえで、今回は「実際にサークルメンバーが録音に使用している機材」を紹介したいと思います。(3人とも思いっきりコンデンサーマイクです)
◆RODE / NT1-A (使用者:さかき)


https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/144847/
以前にもちょっと触れましたが、高品質なコンデンサーマイクを手掛けるオーストラリアのメーカーで、同モデルは世界的に大ヒットしている超ロングセラーモデルです。
ショックマウント、ポップガード、XLRケーブルがセットになってます。
◆FOCUSRITE / Scarlett Solo Studio Pack (gen. 3) (使用者:のの)


https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/263474/
オーディオインターフェース、ヘッドホン、XLRケーブルがセットになっており、PCさえあれば録音が可能です。
セット内容を考えると、おそらく今回紹介した中で最もコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう(その代わり納期が2ヶ月待ちですが)
◆audio technica / AT2035 (使用者:ひーたん)


https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/130804/
よくネットで紹介されるのは同社のAT2020ですが、こちらの方がスペック的には雑音が入りにくい設定になっているためゲインを上げやすく、また最大入力音圧も少し高い設定になっています。
また、よく「コンデンサーマイク」と表記されていますが、正確には「バックエレクトレットコンデンサー型」で、むしろ圧倒的に高性能なPCマイクといった方が近いのかも知れません。そのため割と丈夫な造りになっており、そこまで管理面で神経質にならなくても、というレビューが多いのも特徴です。
いかがでしょうか。
もう少し掘り下げて、ダイナミックマイク編とか、その他にあったらいいもの(ポップガードなど)編もやれたらいいかも知れません。
なんにせよ、マイクも一つの楽器として沢山のボーカリストさんに興味を持ってもらえるといいかな、と思います。
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